6月の読書メーター
読んだ本の数:24
読んだページ数:4147
ナイス数:412
八木重吉 家族を詩うの感想
暴言注意。終戦後、闇物資を拒否して亡くなった方いらっしゃったじゃないですか。それに近しいものを感じた私を許してください。家族が何より大切なら、動物性タンパク質を食べて丈夫な体を維持すればいいじゃないですか。家族より神を選んだことに対して、信仰心の篤さゆえ、と思わせるようにさせてしまったのは、カルトな宗教2世と何が違うのですか。自分の家族より他者を優先することが徳だと評価されるのがわからない。家族を守り切ることが最優先ではないのですか。夫の死後、夫の遺したものを守り切った妻は確かに美しいのだろうけれど。自↓
読了日:06月30日 著者:
工場 (新潮文庫)の感想
初読み作家さん。なにをきっかけにこの作家さんを読もうと思ったのか忘れた。読んでみて、すごい既視感。昭和の女性作家の名前がいくつか頭に浮かんだ。理不尽さに逆撫でされる気持ちを直截に描くのではなく、生理的嫌悪とも言える表現。気持ち悪いことをされて、それがいかに気持ち悪いかを読者に問うような。
読了日:06月29日 著者:小山田 浩子
ハトのしあわせうりの感想
美しい、とにかく美しい挿画と装画でした。配達先の希望に応じた「しあわせ入り」の瓶を配るハト。そう、そう、「しあわせ」ってそういうことよね、と頷きながら読み進めましたが、瓶の中身はねえ、違うものを期待しちゃったなあ。それも、人によって幸せのなんたるかは違うということなのでしょうね。
読了日:06月27日 著者:ダヴィデ・カリ
おばあさんの しんぶんの感想
「毎朝学校に行く前に新聞配達をしている、てつお。どうしても新聞を読みたいてつおに、”読みにおいで”と言ってくれるおばあさんがいました」。グーテンベルグの印刷の発明の偉大さに思いを馳せてしまいましたよ。活字で印刷されたものは、なんと人の温もりを伝えてくれるものなのか。同じ文字であっても、ネットのテキストではこのような物語は生まれないのでは?新聞という形のあるものが届くまでに、関わった人の費やされた手間隙の分だけ込められたものがあるように感じました。
読了日:06月27日 著者:松本 春野
スターリンの鼻が落っこちたの感想
スターリン大粛清時代の物語。エリート共産党員の父を持つサーシャ、前途洋々だったはずなのに。彼を襲う度重なる裏切りとどんでん返しの容赦のなさに、最後まで気が抜けなかった。児童物にしてはハードな内容、作者は子供達に何を伝えたかったのか。戦争という敵国がいるわけではない、本来なら自分を守ってくれるはずの国に対して、厳しい目を持ち続けることを忘れるなとでもいうのか。
読了日:06月27日 著者:ユージン・イェルチン
きのう何食べた?(24) (モーニング KC)の感想
歳を取れば誰にでも起きることがシロさんとケンジにも起きる。そして伏線回収。
読了日:06月24日 著者:よしなが ふみ
灰になったら夫婦円満の感想
第1章終わらぬうちにギブアップ。のっけから尿もれの話で、あれ、思ってたのと違うかも。歳を取ったら読みやすさとは、フォントサイズとか行間とかそういう物理的なものと理解。良かった、私、まだ尿漏れの話についていけなくていいんだ。ほんとに第1章で辞めたので、そのあとはどうなってるかわからない。
読了日:06月23日 著者:小川 有里
永井 隆 —平和を祈り愛に生きた医師— (単行本図書)
読了日:06月23日 著者:中井 俊已
この子を残しての感想
残念なものを感じることが多かったのだけど、他レビューもそうだったので安心した。
読了日:06月23日 著者:永井 隆
肌が潤い、心が整う1分肌の感想
読んだって知られるのも恥ずかしいのですが「余計な基礎化粧品を買わなくて良くなる」という煽りに惹かれて手に取ってしまいました。そういえば著者の美塾に参加していた人、周りに何人かいたなあ。「心を整えるための1分」ってのが適切かも。
読了日:06月23日 著者:内田 裕士
ルポ 低賃金の感想
読んで、未来に希望が持てなくなりましたよ!「生かさず殺さず」ではなく、「殺す」ことに抵抗がなくなってしまったのでは。年貢を納める農民がいなくなったら、どうするつもりなのだろう、施政者どもは。
読了日:06月23日 著者:東海林 智
がいとうの ひっこし (imagination unlimited)の感想
夜がテーマのシリーズらしい。がいとうは「街灯」。夜を照らす灯りも色々。求められるものの変化により、居場所を失っていく「がいとう」。幾度かのひっこしを経て、「がいとう」ならではの場所にたどり着く。「がいとう」にしかできないことを求める人たちが集う場所を照らすために。夜って黒じゃなくて青なんだな。
読了日:06月18日 著者:山田彩央里
傲慢と善良 (1) (ソノラマ+コミックス)の感想
雑誌のコラムで辻村さんを知り、代表作でも読んでみるかと思ったけどそのボリュームに臆し(おい)、目に入ったコミカライズを手に取るというヘタレ。「傲慢と善良」の意味について触れられたとこで姿勢をただす(それまでどんなカッコで読んどったんや)。原作を読むか、コミカライズの第二巻を手に取るか、迷い中。
読了日:06月18日 著者:辻村 深月
私の最後の羊が死んだの感想
初著者さん。文章のリズムが私の性に合ったのか、とても読みやすかった。酪農をやっていたというと荒川弘が思い浮かぶけど、羊を飼うことは牛のそれとは似て非なるもののよう。前半は羊を飼うことの詳細が多かったが、後半は介護と酪農を続けることと物書きとしての覚悟について綴られていた。何かを目指して、それに一歩を踏み出すこと、進み続けることに気持ちが固まらない方はご一読を。
読了日:06月18日 著者:河崎 秋子
国宝(3) (ビッグコミックス)
読了日:06月16日 著者:吉田修一,三国史明
国宝(2) (ビッグコミックス)
読了日:06月16日 著者:吉田修一,三国史明
国宝(1) (ビッグコミックス)
読了日:06月16日 著者:吉田修一,三国史明
あの鐘を鳴らしたのはわたし: 人気番組「のど自慢」元・鐘奏者の知られざる素顔の感想
NHKの日曜お昼の「のど自慢」、審査結果を知らせる鐘を鳴らしていた秋山さんの、楽器に触れる前から鐘奏者を卒業するまでの物語。のど自慢そのものにまつわるエピソードはそれはそれで面白いのだけど、圧倒されたのは秋山さんのキャリアの煌びやかさよ。「プロ打楽器奏者としての矜持」という言葉に全てが表されていますが、その煌びやかさを支えていたものは時代の豊かさのように感じました。生演奏がバックであるのが当たり前、カラオケとは比べ物にならない表現の豊さがそこにはある。歌番組って生バンドが当たり前でしたよね、昭和の時代は。
読了日:06月12日 著者:秋山 気清
ROCA コンプリート (ジブリコミックス)の感想
ファドの歌い手を目指す女の子と、陰になり日向になり彼女を支える女の子の物語。自費出版されていたもの3冊がまとめられメジャーからリリースなど素晴らしい。なぜファドなのかということに、凡人な私はついこだわっちゃうんだけど、それについては明かされない。通常のストーリー漫画なら大々的に表に出されそうな、ファドを目指したきっかけになりそうな二人の親のエピソードも、1ページ目でさらっと触れられただけ。著者がファドから受け取ったエネルギーがロカちゃんに注入され、それが小さなコマにミチミチになっている。歌声が聞こえてく↓
読了日:06月10日 著者:いしいひさいち
麻衣子さんと学ぶ正しい家計管理(すみれ書房)の感想
「愛のエネルギー家事」と同じ出版社かとちょっとビビるが、「正しい家計管理」の林總さんなので安心。書かれていることは「正しい家計管理」とほぼ同じだが、予算の優先順位を決める際に、いかに家族が幸せになれるかを考える、それが徹底されていた。分相応、これにつきますね。
読了日:06月07日 著者:林總
東京最低最悪最高! (2) (ビッグコミックス)
読了日:06月05日 著者:鳥 トマト
東京最低最悪最高! (1) (ビッグコミックス)
読了日:06月05日 著者:鳥 トマト
ナラ・レポート (津島佑子コレクション)
読了日:06月04日 著者:津島 佑子
沈黙
読了日:06月04日 著者:古川 日出男
読書メーター
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