仕事にやる気が起きないのはなぜ？

土地とか家とか文化とか、途切れないように受け継いていかなくてはならないものってありますよねー。

映画「国宝」ってご覧になりましたか？

あれは芸を繋いでいくために、血統よりも才能が選ばれたというお話でした。

お商売の何代目とか、生まれる前から後継の役割を背負わされた人は大変だ。

才能や適性があればいいけど、それがなかったらもっと大変だ。

継がなきゃいけない店舗などがあるわけでもないのに、親と同じ職業を選ばれるのが個人的にはすごい不思議でしてねー。

親の背中を見せられることの影響力ってすごいなー、って。

私の母は美容師でしたが、私は美容師になろうなんて思ったことないですよ！

子が親と同じ職業を選んでしまうけ傾向が強いもの。

教師、警察官、看護師、私の経験の中ではこれがベスト３です。

親子３代ってのも少なからず。

親から強いられたものであるならまだいいんですよ。

ほんとは○○をしたかったのに、って未完了感が意識にあるので。

自分は教師になるもんだと思ってた、親を見てたから。

警察官になるんだろ？って言われて、そんなもんかと思った。

手に職がいいわよね、看護師とか。お母さんもそうだし。

これらの怖いところはですね、自分で〇〇になりたいという意識が芽生える前に、レールを敷かれちゃうことなんですよ。

レールを敷いた親ともぶつかってないから、自分の意思で選んだと勘違いしがち。

自分の意思で選択をしたことない人は、何かを選ばなきゃいけないタイミングで、それができなくて途方にくれられるのです。

さらに。

レールを敷いた方が、その職業を消去法で選ばれている場合は、尚更のことその選択が心を躍らせることがなくなるのです。

お母さん、どうして看護師になったの？

うーん、勉強が嫌いだったし
どうせ進学できなかったし
結婚が嫌だから手に職をと思って
等々

そのお仕事を選ぶキラキラ感がないのですよ。

なので仕事を受け継いだ子も、お仕事に心ときめくものを持てない。

あーあ、罪作りなお母さん。

仕事にやる気がないというそこのあなた、あなたはなぜその仕事、職業を選択されたのですか？

ひょっとすると、敷かれたレールを歩いていることに、気づいていないせいかも。

そのレールが自分の「好き」を基準で選んだものではないから、楽しくないのですよ。

いつまでそのレールを走り続けますか？