さ、彦摩呂の口調で皆さんご一緒に。
献血ルームはネタの宝石箱や!
献血ルームで意外と多いお悩み、それが身体の不調です。
頭痛肩こり歯痛生理痛その他もろもろ、延々といかにしんどいかを語られます。
いい治療院紹介しますよ!と、つい前のめりになってしまいます。
これが病院ならば、身体の不調を訴えられるのも当然ですが、なぜ献血ルームの無料お悩み相談なのか。
他所では出せない思いがあるのかもしれません。
ええ、その思い、しかと受け止めさせていただきましょう。
そして、コネクトロンならではの作業、悩みの正体を明らかにさせていただきますよ。
身体の不調を訴えられる場合、「その不調がなければ何ができますか?」「何がしたいですか?」とお尋ねします。
そこでお答えいただくことが、なぜか心の深い部分に隠れている本音を引き出すことが多いとわかったのです。
「不調のためにできていないこと」、そう尋ねたなら、仕事や家事に支障をきたしている、そんなお答えになりがちです。
そんなの、当たり前ですよね。業務をスムーズにするために、さっさと病院なり行ってくださいとしか言いようがありません。
しかし「その不調がなければ何ができますか?」、こうお尋ねすると皆さん声のトーンが一気に下がって、何かを懐かしむような風情になられるのです。
そして「ほんとは大学に行きたかったなあ」と、過去に果たせなかったことを語られるのです。
現時点で「できないこと」が過去の「できなかったこと」を思い出させているかのようです。
わざわざ記憶の底から引っ張り出してくるもの、それは「そうもやりたかったこと」なのかもしれません。
諸般の事情で果たせずにいて、後ろ髪を引っ張られているけど、その後ろ髪も無理やり切り落としてしまったかのよう。
その切り落とした後ろ髪を、わざわざ過去に戻って拾い上げてこられるのです。
無くした、掴み損ねた夢をしみじみと語られるのです。
お話を伺って、「欲しかったのに手に入らなかったもの」が姿を現しました。
これはいわば棚卸し作業です。
「したい」と思ったからには、その根拠となるもの、それを実現させるための力を、幾ばくかはお持ちだったことでしょう。
そうだ、俺には○○があったんだ、ここまで思い出していただけたら後は、じゃあこれからは何をするか、治ったら何ができるか、という話になります。
「俺には”学”がないから」と何度も口にされた男性、”学”がないせいで身体を酷使する単純労働しかできず、そのために脊椎管狭窄症で何度も手術をなさっているそうです。
「身体の不調がなかったら何がしたいですか?」とお尋ねして出てきたもの、そしてその「したいこと」を頑張ろうとしていた頃の、ご自分の生き生きとした様をも思い出されたようです。
芽を摘み取られた痛みとともに、それを伸ばす力が自分にはあったということにも思い至っていただけました。
自分にはないと思っていた力が実はあった、その気づきはどんなに遠くても灯台の明かりのように男性を未来へと誘ってくれたようです。
よし、早く身体を治して○○をします!
明るいお顔で、そう言っていただけました。
どんな一歩を踏み出されることになるのか、次にお越しいただけるのが楽しみです。
献血は一番簡単なボランティアです。
あなたの血液が誰かの命をすくいます。
献血できる場所はこちらから探すことができます。
毎月第1・3・5木曜はミント神戸15献血ルームにて
第2・4木曜は新長田鉄人前献血ルームにて
10:30〜16:30
無料リーディングのボランティアを行っております。
献血をしてくださったドナー様へのささやかなお礼です。
短い時間ですが、少しでもお気持ち軽くしていただけますように。
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