20代の会社員女性。自宅から実家が近く、しばしば帰るのですが、実家で最近、子猫を飼い始めました。私は昔から猫が苦手で、顔つきや動きに恐怖を感じるため、猫がいることで実家に帰りたくないと思うようになりました。
また、実家では私が子どもの頃から長年、犬を飼っていました。かつての愛犬が過ごした思い出の場所で、苦手な猫が自由に遊んでいるのを見ていると、なんとも言えない気持ちになります。家族はみな子猫をかわいがっており、私だけがなじめず、疎外感を覚えます。今後は実家のリビングでくつろげないかもしれないと思うと寂しさも感じます。
子猫に罪はありませんし、両親が喜んでいるのも分かっていながら、猫を敬遠する自分が心の狭い人間に思えて自己嫌悪に陥ります。私は猫や家族とどう向き合っていけばよいですか。(東京・O子)

あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
O子さん、家族と同じように猫を可愛がれないことで、「心が狭い私」と自分を責めていらっしゃるのですね。
猫は確かに可愛くて、寵愛されて当然、それができないことこそダメ、そうなってしまうかもしれません。
ところでO子さん、O子さん鳥はお好きですか?
鳥を可愛いと思えますか?
鳥といってもいろんな種類がありますけど、ま、「鳥」といって一般的に思い浮かぶものがあるでしょう。
そのものに対して「可愛い」と思うことはできますか?
実は私、大の鳥好きなんです、特に桜文鳥を盲愛/偏愛しております。
私からしたら「可愛さ」の象徴でしかない桜文鳥ですが、嫌う人もいらっしゃるのです。
鳥を嫌う人の多くは、「足が爬虫類みたいで嫌」「突かれそうで怖い」とおっしゃるのです。
ということは、その方が嫌いなのは鳥ではなく爬虫類、そして、鳥とは限らず動物に痛い目にあった経験がおありなのでしょう。
仕方がありません、人それぞれです(実物は嫌だけど「写真を見るだけならいい」という方もいらっしゃいます)。
わざわざ加害したりするのでなければ、他者の「好き」という気持ちを否定せず距離をとっていてくれればいいと思います。
これは私の持論なのですが、「好き嫌い」って食べ物の好き嫌いと同じだと思うんですよ。
納豆が好きな人と嫌いな人がいます。
一緒にご飯を食べていて、納豆が供されたとします。
前者は喜んで食べ、後者は眉間に皺を寄せながら食べられない旨を訴えます。
仕方ないじゃないですか、嫌いなんだから食べられなくても。
「残したらダメ」教、「出されたものは全部食べろ」教の熱烈信者の方は許してくれないかもしれませんが。
嫌いなものを食べないからといって、誰にも迷惑かからないじゃないですか。
もちろん、納豆を好きな人に対して「そんなもの食べるなんて!」なんてのはもっての外です。
その逆で、納豆を嫌う人に「こんな美味しいもの嫌うなんて!」というのも避けたいことですね。
ケーキが好きな人と和菓子が好きな人がいる。
それと同じです。
他者の嗜好は否定せず、同じ場所にいることに問題が発生するなら、距離を置けばいいのです。
O子さんは家族の中で一人だけ、猫に対してネガティブに思わされる何かがインプットされてしまったのでしょう。
一つ屋根の下に住んでいても、価値観を共有できないことはいくらでもあります。
世間が「可愛い」と思うものを自分が「可愛い」と思えないからといって、ご自分を責めることはなさらないでください。
人それぞれです。
問題は、自分の好きなものを他者に強制して、他者のそれを否定することです。
O子さんはもう実家と生活を分けていらっしゃる。
一緒に住んでいるなら、折り合いをつけなくてはならないこともあるでしょうけれど、幸い、住環境は別のものとなっている。
O子さんが実家を出られて新しい生活をしていらっしゃるように、ご家族も「家族を巣立たせた親」というものをやっていらっしゃる。
ちょっと寂しいかもしれませんが、実家の方々とこれまでとは違う距離感でのお付き合いをするフェーズになったのかもしれませんね。
察しのいい猫ちゃんなら、O子さんが自分を好いていないということをわかって寄ってこないかもしれません。
また逆に、かつての愛犬を思うO子さんにリビングのソファーで寄り添ってくれるかもしれませんよ。
O子さん、実家という港からの出港にちょっとおセンチになっていらっしゃるのかも。
回答は小川仁志(哲学者)さんです。
同じ時間や空間を過ごしながらも、あたかも1人で快適に過ごすかのように存在する。依存的存在である私たちがうまく他者と共存していくためのヒントは、そこにあると思います。
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